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川崎・災害ボランティアネットワーク会議~地元の危険 防災地図に

資料集めの街歩きの様子
2月15日、中小企業・婦人会館において、防災マップの発表が行われた。主催はSVN(川崎・災害ボランティアネットワーク会議)。寒い中、実地に歩き回り=写真、時に不審者に間違われながらも資料を集め、大妻女子大の干川(ほしかわ)教授の協力を得て、発表にこぎ着けた。
「住民の目線で見ないと駄目」「プライベートな部分に立ち入ることが多いため、住民を巻き込んだ形が望ましい」と代表の植山利昭さんは語る。

不案内な標識、管理者の不明確な防災倉庫、実地に歩くとさまざまなものが見えてくる。
災害時に「自分だけは助かるだろう」。頭の片隅で、そう考えている人は少なくないだろう。果たして行政の提示する避難所は安全だろうか。例えば高層マンションの住人が殺到したらどうであろうか。避難所はたちまちパンクである。そういう矛盾・危惧(きぐ)を明確にするのが今回の目的である。災害時には想定外の事柄が起きることを、まず認識しておかねばなるまい。災害時には「自分にできることは自分で、が基本」と植山さんは語った。
(2006年4月8日 神奈川新聞掲載 市民記者・江澤純一)

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