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酵母ネット ウエダ家~伝統のよさ現代にも

講演会の様子
シュワシュワ、ブクブク。瓶の中のリンゴから発酵の音が聞こえてくる。酵母が糖分を食べ、アルコールと炭酸ガスで酵母液が出来上がる。
酵母といえば、味噌やしょうゆや漬物。50年前の日本なら、その家独自の手作り酵母食があった。そんな伝統食を見直し、酵母食の良さを呼び掛け普及活動をしている植田夏雄さん。デザイナー一家の植田家は、「酵母ネット ウエダ家」の事務局(http://www.cobo-net.com)でもある。父と息子がイベントや講演活動、ネットの管理、妻や娘は料理の試作にとフル回転だ。家族で研究、デザインした本「酵母ごはん」も3月に出版された。
今年2月に中小企業婦人会館(中原区)で行われた、消費者行政センター主催の「作って育てて酵母生活」という講演=写真=では、手作り酵母に興味のある主婦たちでにぎわった。
植田さんは語る。「酵母を育てることは、瓶の中で生き物を育てることと同じです。うちは、その日の酵母の様子で食事のメニューが決まり、酵母の話題で盛り上がります」
(2006年5月13日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)    

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