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あさお生きごみ隊~「生ごみは宝」意気込み

活動の様子
公害のイメージをぬぐい去りつつある川崎で環境問題に関心を持ち「生ごみは宝だ」の意気込みで活動しているのが「あさおい生(い)きごみ隊」(山崎優代表)だ。2005年10月から10人の会員で活動を開始。麻生区内34世帯の協力会員から生ごみをレンタカーで回収し、同区古沢の畑にある手作りの熟成場に運び、寝かせて堆肥(たいひ)にしている=写真。
生ごみは燃やしてしまうと、ただ二酸化炭素(Co2)を排出するだけで、生ごみに含まれる貴重な窒素やリンその他の栄養素が失われてしまう。
「目指すものは、生ごみリサイクルを通じて人と人がつながりあい、資源循環を進めて麻生区にまだ存在している農地と豊かな自然環境を守ることです」と発起人の一人である鈴木壮一さんは語る。
今のところ、熟成場が小規模なので生ごみ回収には限度はあるが、協力会員のアンケートでは「市の収集にだすごみが大幅に減った」との答えが会員の励みになっている。大事に熟成させた生ごみ堆肥をつかった畑には、小松菜がかわいい芽を出し今年の6月には初めてのジャガイモの収穫イベントが行われる。
(2006年5月27日 神奈川新聞掲載 市民記者・植木昌昭)

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