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腹話術師 城谷護さん~楽しさと夢モットーに

腹話術師と人形の写真
小さなときから芝居好きで、旅回り一座の出し物は必ず見たという城谷護さん(65)=写真。会社員の傍ら、演劇を通じてボランティア活動をしていたが、5年前の退職を機にプロの腹話術師として活動している。
市内でのボランティア公演はもちろん、腹話術教室を開催し、今や受講生は170名にも及んでいる。その他、毎月の浅草の寄席出演、福祉施設への慰問や被災地での公演など1ヵ月の予定はびっしりだ。5月16日には、国立演芸場での初公演も行った。
演劇歴47年の日々の中、現在も公演先のお年寄りや子どもたちからも得るものは大きいという。舞台に身を乗り出し、大笑いし人形のゴローちゃんの手を離さない幼稚園の子。
ゴローちゃんが癒しになったと握手を求めてくるお年寄り。台本もすべて公演の場所、時期、年齢層に合わせて、本やテレビの膨大な資料から手書きで作る。その台本は多摩川の土手を歩きながら覚えていく。
楽しさと夢をモットーに、今日も城谷さんと人形のゴローちゃんは日本全国を行脚する。
(2006年6月3日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)   

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