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公開討論会をすすめる川崎市民の会~高い投票率実現を目指して
「公開討論会をすすめる川崎市民の会」=写真が、国政・地方選挙で高い投票率を実現させようと動いている。選挙の時に「公開討論会」を、選挙後には「市議会議員と語る会」を毎年開き、市民と政治の距離を縮める努力をしている。
1999年に多摩区、その後各区で運営の参加者を募り、2004年からは全区に。中立・公平という難しい立場での運営だけに趣旨を理解しても動く人が少ないのが実情だ。
今年は5月12日に麻生区から「語る会」がスタート。「身近な防犯防災問題」や「市民の参加と協働のあり方」などさまざまな話題が取り上げられた。時間の都合で持ち越された質問も数多い。全部の質問に対応することで参加者の熱意に応える。「区によっては議員自体の参加が少ない、若者の参加意識が低いという課題はあるが、継続することで答えが出る。もっと賛同者が増えれば」と代表の塚本昭二郎さん(79)は、来年の選挙に向けて思いを語った。
(2006年6月10日 神奈川新聞掲載 市民記者・植木昌昭)