文字サイズ 背景色

ホーム最新ニュース一覧 > 市民発 >おおきな木~絵本の世界橋渡し役に

おおきな木~絵本の世界橋渡し役に

お話し会の様子
絵本を読む前に「げんこつやまの、たぬきさん」を歌いながら手遊び。やがて取り出された絵本。見つめる子どもたちの目。
「おおきな木」は子どもたちに絵本を読み聞かせする活動を続けて10年になる。きっかけは地域市民館プラザ大師で行われた絵本の読み聞かせ講座。「子どもたちへの絵本の手渡し役をしたい」。こんな思いの受講生たちによって結成された。現在の活動スタッフは9人ほど。
プラザ大師児童室で月2回のお話し会=写真=が中心となるが、小学校や保健センターなどでも行う。そして絵本作家を招いての講演会もある。
「あらしのよるに」のあべ弘士、「じゅげむ」の川端誠ら子どもたちに人気の絵本を書いた作家たちの、生の声を聞く機会をつくろうと毎年プラザ大師で開いている。毎回盛況で市外からやってくる参加者もいる。
「『おおきな木』という名は、絵本の話からつけました」。子どもと仲良しだったリンゴの木は子どもに求められるままにすべてを与える。実も枝も、やがては幹も。「そんな無償の思いから」。代表の原島里子さんはこんなエピソードを語ってくれた。
(2006年6月24日 神奈川新聞掲載 市民記者・佐川麻理子)    

(C) 2022 公益財団法人かわさき市民活動センター 
市民活動推進事業