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があでん・ららら~ハーブを育てて加工販売

ハーブ市での販売の様子
麻生区にある「があでん・ららら」はハーブを中心とした園芸と、その加工品を売る障がい者の作業所である。敷地内に広がるガーデンには無農薬で育てられたラベンダー、ミントなど数々の苗が並び、傍らでは丁寧に摘み取られた花や葉がティーやクッキー、手芸品へと姿を変える。新商品は犬用のクッキーだ。ペットショップから保存料なしの犬のおやつを依頼され、ローズマリーなどを入れて焼き上げた。
「園芸は種まきから収穫まで1年がかりの作業。スパンが長い分、その間に悪天候などいろいろなことあり、失敗しても原因が特定しにくいし、うまく育った時の喜びもある。心の病がある利用者にとってプレッシャーが少なく、気楽にのんびりと作業ができます」と常勤職員の青野眞美子さん。心の病は外見からはわかりにくい。スローペースで生きる彼らを周囲からふんわり包むような見守り型のかかわりが大切だという。
作業所を開設して10年。毎年5月の「ハーブ祭り」と6月末の「ハーブ市」=写真=のイベントも定着してきた。そこではクッキーやお茶を販売しガーデンを開放して地域の人と触れ合う良い機会となっている。
「があでん・ららら」の連絡先は電話044(989)8323。
(2006年7月8日 神奈川新聞掲載 ・市民活動センター)

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