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ハーモニーの会~懐メロを歌って元気に

集いの様子
特別養護老人ホーム「よみうりランド花ハウス」では毎月1回、「ハーモニーの会」を迎える。発起人の宮本和美さんが、入居した父の部屋で合奏した時、おばあさんたちが立ち止まり、口ずさんだことから、「どうせなら皆で一緒に楽しめないか」と思ったのがきっかけだ。ピアノを伴奏する人や男性のサークルと次第に人の輪がひろがり、人数は今や約90人。うち50人ほどが主力メンバーとして残り、その中でも30人は毎回欠かさず活動に参加する。
8月7日の集い=写真=には約80人のお年寄りがサロンに集まり、会のメンバーの手作りの歌詞カードを見ながら童謡、唱歌と歌っていく。懐メロの「長崎の鐘」になると、リーダーが自分の体験をまじえながら終戦前後の状況を語る。当時を思い出してか、「そうそう」と頭を上下に振る人も多い。
「楽しかった。次回も楽しみにしています」の、お年寄りの微笑と「イベントが増えることが皆さんの元気につながる、今後は小人数で介護レベルごとにでも」という施設職員の前向きな言葉が宮本さんたちの励みになっている。
(2006年8月26日 神奈川新聞掲載 市民記者・植木昌昭)

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