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川崎たねだんごプロジェクト~生き物とつながろう

子どもたちの前でプロジェクターで映し出した資料を説明する講師の男性の様子

川崎市地域環境リーダー育成講座第19期の修了生6人が2017年4月に始めた「川崎たねだんごプロジェクト」は、川崎市高津区などで生物多様性をテーマに活動を行う団体だ。たねだんごは、肥料を混ぜた団子状の土に種を付け、そのまま土に埋める種まき手法だ。  

今年7月、小学生の夏休み自由研究向けに小黒恵子童謡記念館(高津区)で、たねだんご作りのイベントを開催。24人の子どもたちが参加し、「できあがりがトリュフみたい」「泥団子がチョコみたい」「環境についていい勉強になった」などの感想が寄せられた。

同記念館の庭園には市指定の保存樹木のケヤキをはじめ、多くの樹木がある。「樹木ガイドマップ」を同プロジェクトのホームページ(HP)で公開し、来訪者の樹木観察や子どもたちの環境学習の場での活用を期待している。

環境イベントでは、生物多様性を理解する一環として生物模倣を取り上げている。羽が付いた種子で知られる熱帯の植物アルソミトラを模倣した紙飛行機「種グライダー」作りを子どもたちに指導。「種グライダーが遠くまで飛ぶのがうれしいようで、夢中になって遊んでいる。楽しみながら生物模倣の理解につながっている」と代表の足立隆さん(63)(=写真右)は語る。

連絡は同プロジェクトのHPから http://web-k.jp/tanedango/

(2018年10月20日 神奈川新聞掲載 市民記者・山田和彦)

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