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こすぎの森トーストマスターズ~日曜朝に親子で弁論

団体の旗を中心に集まる会員たちの写真

日曜日の午前中、中原市民館(川崎市中原区)で、子どもを連れたパパとママがスピーチに励む。「こすぎの森トーストマスターズ」は、人前で話す練習を通じてコミュニケーションを学ぶ活動だ。

既存のスピーチクラブに参加していた代表の勝倉歩さん(33)(=写真左端)。自身の育休中に子連れ歓迎のクラブが欲しいと、2014年2月に同会を立ち上げた。現在の会員は20人。同市民館を主な活動拠点とし、仕事をしている人も参加しやすい毎月第2・4日曜日の午前10~12時に例会を定期開催している。

昨年11月、100回目の例会を迎え、小森久さん(44)(=同前列)が「幸せと楽しいの違い」と題したスピーチを行った。「『楽しい』は行動によって得られるものです」。身ぶりを交え、表情豊かに語り掛ける小森さん。スピーチを聞いた会員は、話し手が意図したメッセージを受け取れたかなど、前向きで建設的なコメントを返す。

団体の母体は米国発祥の非営利教育団体「トーストマスターズ・インターナショナル」。世界143ヵ国で展開、日本国内には約200のクラブがある。

同会ならではの企画「今朝の絵本」のコーナーもあり、好きな絵本を持参してメンバーの前で朗読する。併設された託児所もあるので練習中も安心だ。連絡先は「こすぎの森トーストマスターズ」でウェブ検索。

(2019年4月6日 神奈川新聞掲載 市民記者・山村由美子)

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