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CirColors Japan~神社で若者文化発信

軽快な電子音楽が流れる空間に、若者に交ざり地元の子どもやお年寄りたちの姿もある。飲食ブースが境内をふち取り、中央ステージではお笑いライブやキッズダンスが行われ、会場を盛り上げる。演出するのは日本を代表する実力派DJの面々。華やかなポールダンスも披露された(=写真)。

川崎大師駅からほど近い若宮八幡宮(川崎市川崎区)で9月22日に開催された「オヤシロフェス2019」の風景である。

17年に始まった同イベントを企画運営しているのはNPO法人「CirColors Japan(サーカラーズ ジャパン)」。会員は40歳前後の8人。発足のきっかけは、同団体代表理事の赤根広志さん(39)が神社・仏閣の広大な土地を利用して地域コミュニティーを育み、新しい文化を発信したいと思ったことだ。

「自分が好きな音楽やクラブカルチャーを『フェス』という形の祭りで地域住民にも知ってもらい、交流の場にしたい」。自身の思いを同級生だった若宮八幡宮宮司に相談して場の提供の快諾を受け、開催が実現した。

同フェスは反響を呼び、開催後は地元住民とのつながりも増えた。「思い立ったらとりあえずやる」という赤根さんのモットーは揺るがない。「誰にでも平等に発信する権利がある、何歳になっても目標や夢を持つということを若者たちに伝えたい」。次世代へ送るメッセージだ。

連絡先は、赤根さんのメールredroots0218@icloud.com

(2019年10月5日 神奈川新聞掲載 市民記者・山村由美子)

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