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脳トレ桜クラブ「頭と体の活性目指す」

脳トレ桜クラブの脳トレ教室の様子

「脳トレ桜クラブ」は、中原区地域デビュー講座の卒業生3人が2018年につくったクラブだ。漢字、計算問題や合唱のほか、文章の音読、体操などを組み合わせ、参加者が楽しみながら体や頭を使い、閉じこもりや認知症の予防をすることを目的としている。

現在5人となったスタッフもクラブへの参加者も60~80代だ。お互いがこの教室を通じて生きがいを実感し、住み慣れた地元で日常生活を生き生きと送れるような地域社会の実現に貢献している。

川崎市中原区にある新日本学園を会場として、毎月第2・4木曜日の午前中に教室を開催する。参加者も地域の方々を中心に徐々に増加し、「この会に来るのが毎回楽しみ」との声も多く聞かれる。

「教材には常にひと工夫凝らしている」と話すのは代表の山中俊治さん(62)(=写真中央)。一例として、二十四節気について聞く漢字問題では、立春など読み方のほか、何月の節気かを問うことで季節を振り返る良い機会をつくっている。参加者には「教材作成が大変ですね」と言われるが、自分の認知症予防にもなり苦にならないという。

「今後は太極拳のような運動も取り入れ、メニューを増やしたい」と抱負を語る。問い合わせは、山中さん☎090(4526)4362。

(2020年1月18日 神奈川新聞掲載 市民記者・渋澤和世)

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