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ワガママSUNバンド 家族も好きも大切に
現役の子育て世代がメンバーの「ワガママSUNバンド」。
5月29日に川崎市多摩区の生田緑地で開催されたピクニックコンサートでは、子どもに人気の流行歌から昭和生まれにも馴染みあるアニメソングまで13曲をメドレーで演奏=写真。ラストはバンドオリジナル曲の多摩区応援ソング「たまたまたま結び」を披露した。
子どもたちはステージに駆け寄り、曲に合わせて跳ねたり踊ったり、会場も一気に盛り上がる。
「親も子も、みんなが楽しんで笑顔で帰ってもらえるような音楽を届けたい」と語るのはリーダー&ボーカルのなつきさん(33)、2児の母だ。独身時代にアニメのイベントで知り合ったキーボードのえりなさんとユニットを結成。妊娠、出産で一時期活動を停止したが、自分の「好き」は諦めきれない。「子どもの笑顔が何よりも大切なママだからこそ、できる音楽がある」と、2018年にSNSで新たに募集した仲間と共に当バンドを立ち上げた。
モットーは「楽しく、そして家族を第一に」。19年は、多摩区の「たまたま子育てまつり」や、川崎市「子どもの権利条例」のイベントなど八つのライブに出演。育児や仕事復帰などでメンバーの交代もあるが、「親子を楽しませたい」という思いで皆がつながっている。将来は、子どもと一緒に演奏することを夢見ている。
(2021年6月24日 神奈川新聞掲載 市民記者・佐々木直子)