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コスギヨガ 地域の健康と交流を
「まきさん、いいポーズですよ」参加者を思い浮かべながら声をかけるのは「コスギヨガ」の講師加藤亮さん(38)。「コロナ禍でも、ヨガで元気になってほしい」とオンラインレッスンを始めて1年が過ぎた。
メンバー3人は「ビーチサッカークラブ川崎」に所属。地元の祭りにヨガで出店したことがきっかけとなった。川崎市武蔵小杉の高層マンション周辺の住人向けのサークルとして、2019年1月にコスギヨガをスタートした。
地域住民の健康促進と交流の活性化が目的。参加費は1回500円。終了後にお茶を出して交流の時間も設け、誰もがヨガを継続しやすい環境を整えた。回を重ねるごとに参加者同士笑顔で会話が弾み、欠席者の心配をする様子も見られるようになった。
「ヨガは年齢や性別、障害の有無も問わず、勝敗なく楽しめる。」一方で「高齢者クラスや障害児向けの出張ヨガの計画も、コロナで頓挫してしまった。オンラインは便利だが限界がある」と、メンバーの1人は語る。
ヨガの呼吸やポーズは講師が身体に触れて修正が必須だ。参加者の交流は、直接顔が見える関係が欠かせない。ゆくゆくは市内の拠点となる駅に、ヨガと交流をセットにした地域住民が運営するコミュニティーに広げることが目標だ。問い合わせはメールkosugiyoga@gmail.comで。
(2021年7月8日掲載 神奈川新聞掲載 市民記者・中島裕子)