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【12月28日神奈川新聞掲載】中原フィルハーモニック・オーケストラ みんなで音をつくる

多数のオーケストラ団員が弦楽器などを弾き練習している写真

2023年4月、川崎市中原区に「中原フィルハーモニック・オーケストラ」が誕生した。

代表の喜納悦子さんが「中原区は市内で最も人口が多い。近所で活動したら入りたい人もいるはず」と立ち上げ、区内初の市民オーケストラとして同区やその近隣市民が中心となり活動中だ。

28人の団員は、楽団を掛け持ちする人や経験者、合奏経験はあるがオーケストラは初めてという人など様々。まだ楽団としての慣習がないので、みんなで相談しながらやっていけるという自由な雰囲気がある。

11月の日曜日、中原区の貸ホールで行われた練習では曲の難易度を考慮して、管楽器の演奏の一部で音を切らずにつなげることにした。すると「他の箇所も同様に吹いてよいか」という質問が続々とあがり、笑いが起こった。それから各所の弾き方が和やかに決まっていった。

来年3月2日には第1回定期演奏会が開催される。指揮者の中城良さんは「オーケストラが創設されるということは、団員みんなの音がオケの音になる。今回の演奏会を機にオケっていいな、入りたいなという人が増えたらいい」と話す。

楽団全員で、新しいオーケストラとしての音色を届けるために練習を重ねている。

詳細はホームページ(https://www.nakaharapo.com/)で。

(2023年12月14日神奈川新聞掲載 市民記者・安田 純)

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