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【2024年5月23日掲載】木月伊勢町町内会 町内会のサポーター

木月伊勢町町内会「街なか野菜作り」のジャガイモの植え付け

「街なか野菜作り」は、木月伊勢町町内会(川崎市中原区)の恒例行事の一つだ。3月開催のジャガイモの植え付けは、定員30人のところ親子連れなど70人が集まった。町内会長の勝山景之さん(76)=写真中央=は「大勢が参加すると行事が盛り上がる。町内会加入の有無に関わらず、伊勢町で楽しい思い出を作って欲しい」と語る。

木月伊勢町は社宅とアパート、戸建てが混在する小さな住宅街だ。町内会の加入数645世帯は、全世帯数の3分の2。単身者が多く、社宅の住人は5年程で転勤する。共働き世帯も増加した。町内会を支える役員は高齢者たちで若い担い手がいない。 

年間15回を超える行事や定例活動を支えるのが、町内会の垣根を超えたサポーターの存在だ。会員には回覧で、会員以外は町内の掲示板で行事ごとに手伝いを募る。1時間だけ、休日午前だけなど、できる範囲で気軽に参加することが可能だ。

勝山さんは、1992年に発足した元祖サポーター「青年会」の初代メンバーだ。子どもの頃に親しんだ昔遊びや伝統行事を子どもたちに伝えようと、6人で始めた。伊勢町公園に鯉のぼりを飾り、笹団子を食べる「子どもの日を祝う会」は、今も続く。現在のメンバーは約20人。

最年少の泉葵さん(16)は「地域の皆さんの声かけが嬉しい。若い自分が盛り上げたい。」と意気込む。連絡は勝山さんへメール(k.katsu.work@gmail.com)で。

(2024年5月23日神奈川新聞掲載 市民記者・中島裕子)

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