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【2024年10月24日掲載】哲学カフェ タカテツ 工夫で対話を活性化
川崎市高津区内で毎月開催している大人の哲学カフェ「タカテツ」。主宰者は同区在住のワークショップデザイナー堀澤美佳さん(48)=写真。
2022年から開催している「対話の会」は、世代や立場が異なる参加者たちが、身近なテーマについて互いの話を聞き考える場だ。テーマは事前に提示しているが、当日に話し合いで決める場合もある。
今年の3月から始めた「レゴブロックを用いた対話」は、参加者がテーマに沿って、目玉やプロペラなど多彩な形をした56ピースのブロックを用いて自己の考えや思いを表現した作品を作る。その後、作品について説明や質問をし合うことで自己発見の場になっている。6回目となる8月は、高津市民館で「わたしの弱さや強さ」をテーマに実施、4人が参加した。「作品を見ることで考えが分かるので面白い」「弱さは強さに変わることを知って気持ちが楽になった」といった感想があった。
「哲学対話に参加して、私も対話の場をつくりたいと始めました。『自分が話した境遇に共感してもらえたので、来て良かった』と言ってくれた人もいました。話す・聞くだけではなく、ブロックやカードなどを使って対話を活性化させ、非日常的な場をつくっていきたいです」と堀澤さんは意欲的だ。開催日程などは団体HP(https://www.takatetsu.net/)で。
(2024年10月24日神奈川新聞掲載 市民記者・西中重美)