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【2025年4月24日掲載】国際おしゃべりサロン宮前 気軽に‟海外旅行”を

「国際おしゃべりサロン宮前」では、地域に住む海外出身者がゲストスピーカーを務める。母国の風習や生活について写真、映像を使い日本語で紹介。時には民族舞踊や工芸品作りの実演もあり、参加者は気軽に海外旅行気分を味わえる。
フラットな交流を通じて異文化に親しみたいと、代表の鈴木裕子さんが日本語ボランティア5人と在住外国人4人で2013年に立ち上げた。宮前市民館(川崎市宮前区)で第1・3金曜日の午後に開催し、これまで220回を数え、31カ国を紹介した。
参加者は毎回20人ほど。和やかな雰囲気の中、入れたてのコーヒー片手に質問も飛び交い毎回大盛況だ。
「主食が秋冬は肉、春夏は乳製品と激しい寒暖差に合わせて変わる」。モンゴルの回では、日本と異なる食習慣の説明に参加者は興味津々だった=写真。
「毎回新鮮な驚きと発見があり運営側も飽きることなく楽しめる」と鈴木さんは長続きの秘訣を語る。最初は話に興味持ってもらえるか不安げだったゲストスピーカーも、日本語のやりとりで通じ合えると自信になるという。参加者はリピーターも多く、まさに〝三方よし”の交流の場となっている。
「ゲスト探しや運営面で苦労は尽きないが、それ以上に喜びが大きい。自分たちが楽しめる範囲で無理なく企画していきたい」と鈴木さんは話す。
団体への問い合わせはHP(https://oshaberisalon.wordpress.com/)から。
(2025年4月24日神奈川新聞掲載 市民記者・佐藤淑子)