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【2025年7月10日掲載】有馬ふるさと公園管理運営協議会 森カフェで森林保全

毎月第三日曜日午前、緑豊かな有馬ふるさと公園(川崎市宮前区)の一角にコーヒーの香りが漂う。地域の人々が集まると公園清掃や草取りで体を動かした後、木陰で「森カフェ」がオープンする。自然の中で、入れたてのコーヒー片手のお喋りは格別で、知らない人同士でも会話が弾む。

この活動は、公園内が整備されたことをきっかけに2023年冬、自然保全と地域コミュニティーの場として、大島京子さん(70)や樹木医の伊藤菊代さんなど6人で立ち上げた。現在は有馬ふるさと公園管理運営協議会となり、貴重な有馬の森を守るため、近隣の人たちと無理なく楽しく取り組む保全活動を目指している。森カフェの清掃で集めた落ち葉や雑草、コーヒーかすは堆肥作りに有効活用され、自然循環をさせている。

カフェタイムには参加者のためにさまざまな企画が用意されている。ある日は「木」を題材にした絵本の朗読会=写真、公園内の樹木林の散策など、年齢関係なく、参加者それぞれが森の保全に関わりながら、豊かな時間を過ごしている。

「集まった人々の楽しんでいる姿が一番の励みになり、そこからまた新たな企画がひらめく。森カフェを通じて地域のつながりも広がり、お互いの得意分野でコラボ活動を展開していきたい」と、大島さんは笑顔で話し、夢を膨らませる。

連絡先はメール(ptg816@gmail.com)。

(2025年7月10日神奈川新聞掲載 市民記者・佐藤淑子)

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