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【2025年10月23日掲載】空き地の魅力を創る のぼりと園芸部 

パーゴラにフラクタルトテント(幾何学模様の木漏れ日を再現したシェード)を張り=写真=、花や植栽の水やり、雑草取りに汗を流したメンバーたち

「のぼりと園芸部」は、2022年6月に発足し、25年6月には任意団体へと形を変えながら、川崎市多摩区の登戸駅周辺の土地区画整備事業で生じた暫定的な空き地「イツモの空き地」で活動している。

市と小田急電鉄、地元商店街などが連携したまちのにぎわいと交流を創出する「登戸・遊園ミライノバ」プロジェクトから生まれた。空き地の広さは約240㎡、入り口には「ぶらりと参加大歓迎!」のポスターが掲示されている。

 定期活動日となった7月26日(土)は15人が参加した。パーゴラ(日陰棚)にフラクタルトテント(幾何学模様の木漏れ日を再現したシェード)を張り=写真、花や植栽の水やり、雑草取りに汗を流した。休憩時間には、空き地内の農園で栽培した夏野菜を手に、ハーブ園で収穫したミントで自家製ハーブライムソーダを作り、飲みながら今後の活動について話し合った。

部員は9月時点で125人が交流サイト(SNS)に登録しており、20~40代を中心にシニア世代も参加する。

部長の脇本菜津美さん(36)は「緑と人のつながりから地域の居場所をつくりたい。園芸をきっかけに、人同士の豊かな関係性を育み、地域への愛着を呼び、住んで幸せな町にすることが活動の目的です」と話す。

連絡先は登戸区画整理事務所☎044(933)8580。

(2025年9月25日神奈川新聞掲載 市民記者・青木宏)

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