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【2025年11月13日掲載】菅エイサー結(ゆい) 地域を結ぶ沖縄芸能

「菅エイサー結」は、エイサーを通じて菅地区(川崎市多摩区)の人々の交流を深めたいと、2023年5月に設立された。
代表の網嶋武さん(55)は、沖縄出身の義父の影響でエイサーに興味を持ち、パパ友やママ友8人と練習を始めた。現在は小学生から60代までの約20人で活動し、菅地区のお祭りを中心に年10回程度披露している。
エイサーとは、歌や三線(さんしん)、太鼓に合わせ練り歩く沖縄の伝統芸能だ。団体名の「結」は、助け合いを意味する沖縄方言「ゆいまーる」にちなみ、助け合い精神で地域の人を盛り上げたいという思いが込められている。
夏には近隣の介護施設の納涼祭に参加した。沖縄民謡にあわせて、ばちを振り上げ大中小の太鼓をたたく。その音と振動や息のあった掛け声が会場に響き渡る。中盤は川崎市の盆通り曲「川崎おどり」をエイサー風にアレンジした振付も披露した。施設職員に太鼓を指導して一緒に舞台に立ち=写真、奮闘する姿に立ち上がって踊りだす利用者の姿もあった。
11月16日には菅ふるさと祭り(JAセレサ川崎菅支店前)での演舞を予定している。「曲のレパートリーやメンバーを増やして、演舞でもっと菅を盛り上げいきたい」次年度にむけて、網嶋さんは意気込む。連絡先はメール(sugeeisayui@gmail.com)。
(2025年11月13日神奈川新聞掲載 市民記者・古藤 仁)