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かけはし・虹~笑顔をつなぐ招待状

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川崎市宮前区の障害者支援施設「れいんぼう川崎」と同区内の高齢者施設で、「かけはし・虹」が主催する「お楽しみ会」が開催されている。琵琶やフルート演奏、人形劇など月替わりで演目が異なる演芸会だ(高齢者施設は年10回の開催)。
同団体代表の山田知子さん(71)は、演芸の特技を市民活動に生かしたい人たちがいるのに、来てほしい福祉施設などとうまく結びついていない現状を知った。双方の橋渡しができればと、8人のメンバーで2016年4月に同団体を設立した。
昨年11月22日にれいんぼう川崎で行われた「お楽しみ会」には、バイオリン演歌師の楽四季一生(たのしきかずお)さんが出演。コミカルな歌詞の「洒落(しゃれ)男」では、満場となった50人ほどの入所者が「俺は村じゅうで一番~」と楽しそうに肩を揺らしながら口ずさんだ(=写真)。
山田さんは「チラシは入所者への招待状」と言う。一人一人に手渡すチラシは、演目を生かしたデザインが特徴だ。日本舞踊は紫色を基調とした和風、手品はカラフルなポップ調で楽しげにと、毎月工夫を凝らしている。
入所者が外の世界に触れる機会がより増えることを期待している山田さん。招待状には「翌月のイベントも楽しみに待っていてほしい」という願いが込められている。問い合わせは、電子メールで山田さんdzd13522@nifty.ne.jp
(2018年2月3日 神奈川新聞掲載 市民記者・山村由美子)

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