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不登校を考える親の会・川崎の会~子育て支え合える場

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「不登校を考える親の会・川崎の会」(谷川捷代表)は、川崎市中原区のかわさき市民活動センターで月1回、保護者同士が子育てについて交流し、支え合える場をつくっている。
副代表の竹内春雄さん(69)(=写真右)は、小学校教諭を退職後、不登校の研究会に参加した。「子育ての責任を一人で背負って、孤立している親たちに出会い、もっと相談できる機会を増やしたい」と2014年に同川崎の会を立ち上げた。現在の会員は小中学生・高校生の子どもを持つ母親が中心で35人。
インターネットで同会を知り、2年前から参加している母親は「子どもの現状はすぐには変わらないけれど、定例会が待ち遠しい。不安に思っていることを気兼ねなく聞ける」と話す。
不登校経験者でもある30代の男性は「親御さんたちは、深刻にならずに子どもを信じてほしい。親が元気になれば子どもも前向きになれる」と語る。
竹内さんは、活動の報告と次回の案内に添えて、毎回一人一人に手書きの手紙を送る。
「参加者から『こんなことをしたい』と子どもが言い出してきた話などを聞くと、親子関係の好転が感じられてうれしい。一人で悩まず、相談会に参加してほしい」と呼び掛ける。
今後は同じ取り組みをしている他団体との交流を計画している。次回は4月22日午前10時から。連絡先は竹内さん 電話090(3692)6996。
(2018年3月24日 神奈川新聞掲載 市民記者・安達朝子)

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