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NPO法人アイゼン~親子で地域に甘えて

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NPO法人アイゼンは、川崎市麻生・多摩区で高齢者・福祉施設、保育園、学習塾等を運営する6人が「連携して地域の困りごとを解決しよう」と2014年11月に発足した。
アイゼンとは冬山登山で、氷化した雪の上を歩く時に、滑り止めに靴に装着する登山用具。「人の命をサポートする」という意味がこめられている。同法人は、「働く人」「進路・学生支援」「高齢者・福祉」支援の3本柱で活動している。
発足メンバーで元教員の代表理事の俵隆典さん(44)は、「小学校入学前の保護者向けに入学準備講座を開いています。保護者の不安が解消されると人気です。土曜の保育園空き部屋などを活用しています」と話す。
講座の様子から、親子ともに帰宅後は、あわただしい時間を過ごしていることが見て取れた。そこで、17年7月から「たまには地域に甘える日があってもいいのでは」と麻生区百合丘の居酒屋や保育園で毎月1回「子ども食堂」を開いている。
地域に暮らす大学生十数人が、企画から運営までを担う。学生代表の伊藤里沙さん(21)(=写真左)は「案内、配膳、集金などすべて任せてもらい、やりがいがある」と笑顔を見せる。
俵さんは「子ども食堂は現在3カ所。毎回アンケートを取り、要望を見極めながら学生たちと走っています」と語る。問い合わせは同法人に電子メールmailpost@npo-aizen.jp
(2018年6月2日 神奈川新聞掲載 市民記者・清水まゆみ)

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