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川崎サウンドテーブルテニスクラブ~卓球に音を乗せ競技

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サウンドテーブルテニスは、ラバーなしの卓球のラケットで、台とネットの4.2センチの隙間に球を転がして打ち合う視覚障害者の競技。ピンポン球には小さな鉛が入っている。会場では球の転がる音やラケットに当たるカチーンという音が鳴り響く。1933年に考案された歴史あるスポーツだ。
川崎サウンドテーブルテニスクラブは、視覚障害者向けのスポーツ団体として、川崎市内で2000年から活動している。団体発足時はわずか3人だった。より多くの視覚障害者に知ってもらいたいと、市視覚障害者福祉協会を通じメンバーを募集。今では18人ほどになった。毎週土曜日と日曜日に多摩川の里(川崎市多摩区)を中心に練習をしている。体を動かして楽しむことはもちろん、市の大会や関東ブロック、全国大会にも出場している。
全国で優勝するほどの実力者で団体代表の山崎智恵子さん(41)(=写真右)は、「全体的な技量向上のために、目の見えるコーチから助言が欲しい」と望む。広報担当の藤田重男さん(61)は「視覚障害者だけではなく、健常者の人にも参加してもらい、練習の相手や審判にも協力してほしい」と願う。
健常者のサポートを広く募集している。問合せは藤田さん 電話090(5763)1974。
(2018年7月14日 神奈川新聞掲載 市民記者・原達也)

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