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荒川洋子さん~農支援など活動22年
川崎市宮前区在住の荒川洋子さん(74)(=写真)は、市民活動を始めて22年。多摩区にある日本民家園をサポートする「炉端の会」発足メンバーになったのが最初だった。
石川県出身、金沢大学で教育心理学を学び、特別支援学校の教師となる。結婚後の1972年、川崎市に転入。専業主婦となり育児中心の生活の中、「少しでも社会に関わりたい」と、さまざまな市民活動の研修を受講。「人との出会いで可能性が広がる」と気づき、活動に身を置いた。
2007年にはメンバー3人で菅生分館の自主企画講座「傾聴すがお」を立ち上げた。活動内容は、高齢者施設を訪問する傾聴ボランティアとしての活動だ。08年、市と専修大学連携した社会人の学び直しプログラム「KSアカデミー」を受講し、「良き人々との絆」が広がった。そして、「緑と共生するコミュニティづくり」を宮前区に提案。「みやまえの農企画委員会」から「みやまえC級グルメコンテスト」(宮前市民館協働事業)へと活動も広がった。
「今後も、『みやまえ農の応援隊』活動を通じて、さまざまな世代交流ができる場として、宮前区の農を守りたい」。同区まちづくり協議会理事も務める荒川さんは、意欲を強めるばかりだ。
(2017年4月22日 神奈川新聞掲載 市民記者・加藤紀広)