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川崎郷土・市民劇上演実行委員会~創作劇で郷土活性化

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「郷土の歴史と人物」をテーマとした創作劇を市民がプロの力を借りて公演する「川崎郷土・市民劇上演実行委員会」が活動を開始したのは2005年。多くの人に鑑賞してもらうことで地域の活性化、さらに人材育成、芸術・文化の豊かなまちづくりを目指している。
脚本は、川崎市内在住の劇作家で日本児童青少年演劇協会理事でもある小川信夫さん(90)が担当。川崎の歴史を地道に検証し「郷土読本・かわさき」「川崎郷土物語」にまとめるなど、郷土史研究に専念してきた人だ。1956年に青少年のための劇団「かわさき」を立ち上げ、「六郷川」などを上演した。同劇団は解散したが、川崎市制80周年記念事業の一つとして始まった市民劇へとつながっていく。
それが2006年に小川信夫さん作「多摩川に虹をかけた男・田中兵庫物語」を上演だ。その後も、小川さんによる「池上幸豊とその妻」「枡形城・落日の舞い」「華やかな散歩」など、ほぼ2年ごとに公演を継続。劇中では地域の伝統・文化・伝承などを生かし、誰もが楽しめるよう趣向を凝らしながら上演を続けている(=写真)。
事務局長の関昭三さんは「暮らしに感動とライブ感のある演劇文化を根付かせたい」と意気込む。第6回公演「南武線誕生物語-夢見る男たち-」は5月に上演する。問い合わせは、同実行委員会 電話044-222-8878。
(2017年4月29日 神奈川新聞掲載 市民記者・菅原登志子)

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