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宮前区ふたごの会~喜びや苦労分け合う
双子の子育ては何でも2倍の手間がかかる。外出もままならない。そんな双子のママたちが月に1度「宮前区ふたごの会」の活動に出かけてくる。
同会は1998年4月に双子の母親が集まり設立された。目的は、双子ならではの喜びや大変さを分かち合い、ボランティアの手を借りて、少し息抜きしながら成長を見守ることだ。活動場所は、宮前区保健福祉センター内の相談室。設立して約20年、就学までの双子親子の交流の場として続いている。
毎月第4月曜日が活動日。年間計画を自分たちでつくり、クリスマスなどのイベント、工作、時には歯科衛生士らを招いてお話会も開く。おばあちゃん世代のボランティアが毎回活動をサポート。「ここでは、ひとりをみてもらえるのが本当に助かる」とママたち。
先輩ママが、おさがりの服を持ってくるリサイクルの日もある。この時は双子の習い事事情など、ちょっと先のことを知る貴重な時間にもなっているそうだ。同会の活動は、区が全家庭を対象に行う生後4カ月までの赤ちゃん訪問の際、双子家庭に紹介されている。
現在、会員は15人。代表の大山路子さん(36)(=写真左前方)は「同時に泣かれる時が一番困る。でもここは気兼ねせずいられる。なかなか外出ができないママの手助けになれればうれしい」とほっとした顔で話した。
(2017年6月17日 神奈川新聞掲載 市民記者・清水まゆみ)