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精神保健福祉ボランティアグループねくすと22~支援を通じ共に成長

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地域で共に生きることを目指している障害者に自分たちができることは何か―。「精神保健福祉ボランティアグループねくすと22」は、障害のある人たちの良き理解者、支援者となることを目的に2014年10月に設立。60~70代が中心の10人で活動中だ。
 川崎市内を中心に障害者支援施設など5カ所を定期的に訪問。ゲームや作業を一緒にすることを通じて、共通の時間を過ごす。「障害者は人生の中で不当な扱いを受けたことが原因で、他人が怖くなることがあり」(同会)、最初のうちは目を合わせてもらえなかったり、避けられたりすることも多いという。
「友達になるには、相手をよく知り、ありのままを受け入れること。表情や身ぶりなど言語以外のコミュニケーションも、とても大切」と話すのは事務局長の小松紋子さん(51)。代表の上村広志さん(67)(=写真右端)は、「小学生の頃、知的障害の同級生の人柄の良さに引かれた。障害の有無と関係なく付き合うことができた。この経験が団体を立ち上げるきっかけとなっている」と話す。
 昨年から市民向け講座を実施。一緒に活動する仲間を募り、メンバーのスキルアップにもつなげる。8月1日、2日は「実践!コミュニケーション基礎講座」を実施する。申し込みは、ホームページ(http://www.next-22.com/)
(2017年7月8日 神奈川新聞掲載 市民記者・渋澤和世)

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