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平和を願う会~語りや朗読劇で訴え
戦争を知らない世代に、戦争の悲惨さ、核兵器の忌まわしさ、平和の尊さを伝えたい。そして、子どもたちが戦争や核兵器のない平和な世界を築く若者に育ってほしいと活動する「平和を願う会」。
代表は自らの被爆体験を語り継ぐ活動を続け、川崎折鶴の会会長も務める森政忠雄さん(83)(=写真左)。共同代表で発起人の萩坂心一さん(60)(=同右)と、志を同じくする仲間6人によって4月に発足した。
私立高校で教壇に立っていた萩坂さんは、「教え子を戦地に行かせぬように」と、退職後も演劇や朗読で、反戦や平和を訴え続けてきた。昨年、麻生区で森政さんの講演を聴き、心を揺さぶられた。自分たちの思いを、一人でも多くの若者や子どもたちに伝えたいと、麻生区地域コミュニティ活動支援事業に応募。助成金を活用し、今月26、27の両日、麻生市民交流館やまゆり(麻生区上麻生)で親子向けイベント「平和を願い、実現するための集い」を開催する。
森政さんの講演と、萩坂さんの朗読劇「父と暮(くら)せば」、アニメ映画「ヒロシマに一番電車が走った」の上映のほか、折り鶴を被爆地に届けるワークショップもある。講演と朗読劇は大人千円(学生以下無料)。問い合わせは、萩原さん 電話044-935-0313。
(2017年8月19日 神奈川新聞掲載 市民記者・佐々木直子)