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麻生赤十字奉仕団~困っている人のため

三角巾の利用法などを体験する団員らの様子
今、目の前に傷ついた人がいたら、あなたには何ができますか?
「困っている人がいたら助けよう」。これが赤十字活動の根本精神。赤十字奉仕団は赤十字活動に賛同する人々によって組織されたボランティア団体だ。
県内には現在、51の地域赤十字奉仕団がある。33年前、多摩区から分区した麻生区でも、区の誕生とともに奉仕団が結成された。
団員は71人。女性が約7割を占め、平均年齢は60歳、40代から70代までが参加している。区役所の地域保健福祉課が事務局となり活動をサポートしている。
団員は講習会で応急処置のノウハウを習得したり、AED(自動体外式除細動器)の活用法を学んだりする。赤十字関連施設の見学会にも参加する。昨年は平塚市から防災啓発活動団体を招き、段ボールトイレの作り方や三角巾の利用法なども体験した=写真=。
団長の矢澤耕一さん(73)は、地域民生委員を9年間務め、震災や孤独死などの問題に直面。住民同士のつながりや、地域社会が連携する大切さを感じたという。「災害時や緊急時、困っている人を助けることができる知識や技術を身に付け、広げていきたい。団員がいれば、その地域は救われると言われるような活動をしていきたい」と話している。
随時、団員を募集している。連絡は麻生区役所地域保健福祉課 電話044-965-5156。
(2015年1月31日 神奈川新聞掲載 市民記者・佐々木直子)

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