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渡田まちづくりクラブ~町内会の枠超え活動~

事故発生箇所マップづくりの様子
渡田まちづくりクラブは1998年、川崎区役所と協働で「住みよいまちづくり」を活動テーマに発足した。町内会の枠を超えた新しい活動形態だ。
活動エリアの人口は、約1万4千人、世帯数は約7500。メンバーは渡田の七つの町内会から各5人の計35人。年7回の全体会議に加え、四つの核となる①交通チーム(自転車の交通安全)②防犯・防災チーム(夜間パトロール)③環境チーム(渡田交番前花壇活動)④コミュニティーチーム(地域交流イベントの企画)を編成し、さまざまな活動を行っている。
安全で安心なまちづくりとして交通チームが取り組んでいる「自転車の交通安全」では、2013年度から新たに自転車の運転者に直接、マナー向上を呼び掛ける街頭活動を実施。交通安全に対する意識向上に努めている。さらに、過去1年間に地域内で発生した交通事故のデータを収集し、「渡田地域交通事故発生箇所マップ」として活用している。
ことし4月に新代表となった加藤壱将さん(75)は渡田まちづくりクラブの強みを「遠慮なく意見が言い合える環境と、汗をかく行動力です」と紹介。同区役所地域振興課の中井明日香さんは、「活動が各町内会の『横のつながり』を生み、活発な地域活動をもたらしている」と話している。
(2015年4月25日 神奈川新聞掲載 市民記者 加藤紀広)

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