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虹の会~子どもたちに良書を~

子どもにお薦めの本を紹介している様子
麻生区の白山愛児園1階にある地域交流スペースで毎週火曜日と第2・第4土曜日、「白山子ども図書館 ほんの森」が開設されている。8千冊にも上る蔵書を管理し、貸し出し業務やお話し会、参加型のイベントを企画、運営しているのが「虹の会」だ。会員は34人。
2012年、地域の親子に愛されてきた「ゆりがおか児童図書館」が35年の歴史を閉じた。「故渋谷益左右館長の『良い本と良い環境を子どもたちに』という遺志と、読み継がれてきた大切な蔵書を次世代につなぎたい」―。その思いを胸に、図書館の運営に携わっていた「ゆりの子会」の有志5人が同年、「ゆりの子虹の会」(虹の会の前身)を結成した。
副代表の米倉由布子さんは「閉館という悲しい出来事の後、再び晴れて虹が出るように、そして“二次=(セカンド)“というメンバーの思いと意味を、名前に込めた」と言う。
「本は自分で読むだけでなく、『この本、面白いよ』と人から人へ伝えていくことで、もっと楽しくなる」と、代表の吉澤登子さんは話す。貸し出しは1回2冊。どれにしようか迷っている子にお薦めの本を手渡すことができるのは、私設図書館ならではの長所。今後は多世代が交流できる催事も企画し、地域に愛され貢献できる図書館を目指す。
随時会員募集中。問い合わせは、虹の会 電話090(4128)5647。
(2015年5月16日 神奈川新聞掲載 市民記者 佐々木直子)

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