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NPO法人ファンズアスリートクラブ~スポーツで地域貢献~

手製のモンタージュ写真を使って練習する子どもたちの様子
現役および引退したアスリート、理学療法士、トレーナーらが立ち上げた「NPO法人ファンズアスリートクラブ」。きっかけは10年前、自分たちがスポーツを通して学んできた知識や技で、福祉の増進や子どもの健全育成など、何か地域に貢献できないだろうかという思いからだった。
つえと片足で行なうアンプティサッカーの普及活動、高齢者の健康的な歩き方教室など、子ども、高齢者、障害者などのニーズに合わせたプログラムを組む。その活動の一つに、子どもの安全を守る「防犯スポーツプロジェクト」がある。
「悪い人に追いかけられたらどうする?」。そんなときに役立つ、大声を出しながら速く走る方法を学ぶ「大声ランニング」や、犯人の特徴を早く正確に大人へ伝えられるように、手製のモンタージュ写真を使った「モニタージュラン」を教える(=写真)。犯人役の陸上系アスリートが本物さながらに迫ると、恐怖のあまり泣きだしたり、尻もちをついたりする子もいたが、徐々にコツをつかみ、笑顔で走り回っていた。
理事長の井上秀憲さん(47)は「メンバーそれぞれの得意分野を生かし、障害や年齢に関係なく、楽しく健康的に地域が一体化できるものを目指していきたい」と語る。
(2015年8月1日 神奈川新聞掲載 市民記者 町田香子)

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