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レインボーリング~子育て講座で輪広げ~

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レインボーリングは、中原市民館で子育て講座を受講した母親たちが「講座を残したい」と立ち上げたグループだ。2010年に市民自主学級としてスタートし、「『ちょっと待つ子育て』してみませんか」をキャッチフレーズに現在は11人で講座の企画運営を続けている。
毎年9月から12月に約10回の講座を開く。対象は2、3歳児を持つ親。募集で集まった固定メンバーが保育付きで全講座を受ける。保育は、昭和の時代から中原区で保育活動を続けるグループ「にじの会」の自称「保育のおばちゃん」たち。親は約2時間、子どもから離れじっくり「ひとりの自分の時間」を持つ。
専門家から「2、3歳児の自我の発達」を学び、わが子の今が「当たり前の姿」と気づく。講座中盤、「にじの会」のメンバーから保育室での子どもの様子を聞き、輪になって語り合うころから毎年親たちの肩の力が抜けていく姿が見えるそうだ。
回を重ねるうちに地域に仲間ができる。修了時には「来年も関わりたい」と数人から手があがり、翌年はフレッシュなメンバーとして講座の企画運営をしていく。
代表の茅記子さんは「私はこの講座で『私、大丈夫』って思い助けられた。一歩踏み出せば地域には子育ての仲間がいることを伝えていきたい」と話していた。
(2015年9月19日 神奈川新聞掲載 市民記者 清水まゆみ)

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