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マロンカフェ~ホッとできる場所に~

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「ひとりでは外出しにくい要介護者、介護をしている家族、誰もが気軽にコーヒーを飲める場所があればいいのに」
毎月第3木曜、麻生区の栗木台自治会館で開催される「マロンカフェ」はそんな思いから始まった。
2013年12月、区役所で認知症サポーターフォロー講座を開催。その受講者の思いを、栗木台地域包括支援センターの職員が受け止めた。準備期間を経て6月に立ち上げたカフェは、職員のほか、地域ボランティア、民生委員、自治会の協力も得て運営している。参加費は1回100円。地元のコーヒー豆専門店から提供される、本格的なコーヒーも好評で、毎月の開催を楽しみにしている利用者が、開始30分前から続々と集まってくる。
午後1時半から約2時間。飲み物やおしゃべりを楽しむだけでなく、簡単な体操やクイズ、懐メロ唱歌など、身体や頭を使う企画も用意されている。9月は「笑いヨガ」。講師から「笑いは有酸素運動」という話をきき、毎回欠かさずに来ているという早野弘明さん(78)(=写真右)も顔なじみの参加者と一緒に笑いのエクササイズを初体験した。
センターの岡崎さんは「今後も認知症の予防や改善になる企画を立て、問題を共有したり、相談したり、ホッとできる場にしたい」と語る。
(2015年10月3日 神奈川新聞掲載 市民記者・佐々木直子)

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