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プラスケアプロジェクト~病気でも安心な街に~

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プラスケアプロジェクトは2年前から武蔵小杉を中心とした中原区で体や健康をテーマにまちづくりを支援する活動をしている。地域のNPO法人、企業、医療者、住民と連携しながら「病気にならないまち、病気になっても安心して暮らせるまち」を目指している。
プロジェクトマネージャーは中原区の病院に勤務する西智弘医師。「これからの医療は、医者や病院にすべてお任せという時代から、一人ひとりが自ら考え自分で自分の体を守り、その上で、互助共助の支え合い精神が必要だ」と唱える。
コスギフェスタや武蔵小杉駅前商店街のもちつき大会に健康相談ブースを出展。毎回20~30人の相談を受けた(=写真)。「排便の時、鮮血が出た」と心配そうに話す相談者に「痔(じ)であることが多いのですぐには心配はない」と返答。「まずは地域の内科医などに見てもらうといい」との助言に相談者は安心した表情を見せる。また、同時に実施したアンケート調査では、信頼できる医療機関・医師の存在、住民同士が支え合える仕組みづくり、気軽に健康相談できる場所を求める声が多かった。
「今後は住民の声にこたえるべく、病院と地域、医療と福祉の橋渡しができる場所をつくり事業展開したい」と西医師は語る。
(2016年3月12日 神奈川新聞掲載 市民記者 高橋喜宣)

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