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中原区・子どもと本を考える会~本選ぶ視点を伝える~

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中原市民館での市民自主学級「小学校図書ボランティア・読み聞かせの為の本の選び方」講座は、2013年度から開催され、3年間で120人が受講した。企画・運営をしたのは「中原区・子どもと本を考える会」。
小学校で図書ボランティアとして、朝の読み聞かせを行っていた代表の川﨑眞喜子さんは、年齢に応じた絵本や物語を選ぶことの難しさを感じていた。
そんな時、「宮前区小学校図書ボランティアの会」主催の「小学校読み聞かせ講座」を受講した。そこで、本を選ぶ視点を学んだ。ぜひ、中原区でも広めたいと考え、12年、仲間17人と会を立ち上げた。
講師が紹介する絵本や本は中原図書館から借り出し、受講生が手に取って読むことができるようにした(=写真)。「美しい日本語・正しい日本語が使われているか、絵や文の構図の工夫、表紙や見開きから気付かされる作者の意図」など、講師の話に受講生は聞き入る。
「良い本の選び方が見えてきました。グループで話し合うことができて、情報交換もできました。お互いに読み聞かせを聞き合い、子どもの目線に立つことができました」など、受講生の声が多く寄せられた。川﨑さんは「この講座が子どもたちへの本を選ぶ指標になったらうれしい。今年も開催したい」と話している。
(2016年3月19日 神奈川新聞掲載 市民記者 安達朝子)

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