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川崎エスペラント会・市民活動フェア~易しく優しい国際語

エスペラント語を学ぶ学習会の様子
ギネスブックも公認する「世界一規則的な言葉」といわれるエスペラント語。
1887年ポーランドの医師が、世界中の人々が自由にコミュニケーションできるようにと考案した。日本エスペラント協会には約1300人の会員がいる。
「川崎エスペラント会」は、草の根で26年の活動の歴史がある。会員は35人で、年代は10代から80代と幅広く、毎週水曜日に元住吉や武蔵小杉周辺の公共施設に集まる。語学好きな人だけでなく、規則的でおもしろいと理系出身の人なども集い、和気あいあいと学習会を行っている。年末のパーティにはエスペラント語を話すいろいろな国の外国人も参加し、盛り上がる。
会の代表である北川久さんと共に活動する妻・郁子さんは、英語教諭としての仕事に携わりながらこの会の設立に参加した。きっかけは、「世界の共通語=英語」という一辺倒な外国語教育に疑問を持っていたころ、たまたまめぐり合ったエスペラント語の簡単明瞭、規則性に驚き感激した。
教えていた高校にもサークルをつくり、生徒に世界中に通じ合う喜びを教えた。会員には国際民宿ネットワークがあり、世界中で家族のように迎えられる。この語学が世界で一番「易しく、優しい」ゆえんである。
(2013年1月26日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

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