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川崎パソコンユーザー会~パソコンは頼もしい味方

視覚障がい者の隣で支援するサポーターの様子
「川崎パソコンユーザー会」は川崎市福祉センター(川崎区)を拠点に視覚障がい者のパソコン利用を支援する団体だ。
代表は自身も全盲である酒井栄蔵さん。「パソコンは情報入手の強い味方。障がい者や高齢者などのいわゆる社会的弱者、もちろん健常者も、誰もがパソコンを使えることにより情報バリアフリーな社会になってほしい」。そんな願いを抱きながら活動している。
現在の会員は視覚障がい者(ユーザー)11人、支援ボランティア(サポーター)13人。メールやホームページ(HP)閲覧だけでも生活の利便性が上がり、質も向上する。例えば、インターネットの利用で音声図書を手軽に入手できた。スーパーのネットショッピングで買い物が自宅でできるようになったと喜ぶ会員もいる。会員はメーリングリストでの情報交換も可能だ。
会ではパソコンに画面読み上げソフトを取り込み、音を頼りにマウスは使わずキーボードだけで操作する。各自個別に取り組み、サポーターは隣で画面を見ながら音を共有し手伝う。
酒井代表は「勇気を出してパソコンに挑戦してほしい。また少しの知識と労力で誰もがサポーターになれる」と言う。
 HPアドレスはhttp://web-k.jp/oburi/userkai/
(2013年6月8日 神奈川新聞掲載 市民記者・島田悦子)

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