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多文化クラブとまと~外国人の子育て支援

子ども達が遊んでいる隣で母親たちは悩みを話し合う
「プールのある幼稚園の方がいい?」、「うちの子、まだ言葉が遅くて・・・」。外国人ママたちがそれぞれの子育ての悩みを、ゆっくりと日本語で話し始める。
川崎市男女共同参画センター(すくらむ21)では今年度、月1回のペースで外国人パパとママのための子育てサロンが開かれている。悩みに答えるのは、日本滞在が長い先輩ママや、日本人サポーター・ママたち。彼女らの助言や情報で、不安そうだった中国、台湾、フィリピンの新米ママたちにホッとした笑顔を浮かべる。すると、子どもたちも言葉を超えて伸びやかに遊び始める。
サロンを運営するのは「多文化クラブとまと」。外国にルーツを持つ子どもが学校生活に困らないように、そして子育てや教育に悩む外国人ママが安心して暮らせるために、ことし2月から活動を始めた会だ。6月に行った「外国人保護者のための日本の幼稚園を知る会」では、参加者が国を超えて、子育ての話題で盛り上がった。
会の代表者・田原明子さんは言う。「ここに来る外国人ママたちと話していると、発想が自由で楽しいです。支援というよりも一緒に歩いていこうという想いです」。問い合わせは田原さん 電話080-5532-1447。
(2013年8月24日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

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