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かわさきJプロジェクト+~福祉と製造業つなぐ

Jカフェで様々な業界や組織の人が情報交流する様子
「かわさきJプロジェクト+(プラス)」は福祉環境の改善と福祉産業の振興を目的として、福祉現場とものづくり現場の橋渡しをし、現場に求められる福祉製品やサービスを生み出すコーディネートをしている団体だ。
前身はことし3月まで3年間行ってきた厚生労働省からの受託事業。4月からは任意団体として4人のメンバーで活動を続けている。福祉、ものづくりのプロはいないが、現場密着主義でそれぞれの声を拾い上げてきた。活動を継続する理由は「協力企業や現場の人たちの熱意、心意気に打たれた」「試作品の完成品を見届けたい」と、さまざまだ。
現在の主な活動「Jカフェ」=写真=は異なる業界や組織の人が直接出会う情報交流の場である。毎回、テーマの提供者と参加者が双方向で発言し、生の声を聞いて意見をぶつけ、本当に必要とされる製品やサービスのヒントを探す。10月開催予定のテーマは「ファッション」。着脱し易さなどの機能面だけではなく「着たい」と思える衣服について意見交換をする。
今後はテーマごとのグループで話し合いを深め継続し、機器やサービスの開発につなげる。試行錯誤の末の成果が福祉、ものづくり双方をハッピーにできると信じて活動していきたいという。
(2013年9月21日 神奈川新聞掲載 市民記者・島田悦子)

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