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アシスト・ワーク神木~障がい者の自立支援

マンションの廊下を清掃している様子
「アシスト・ワーク神木(しぼく)」は、2000年4月に清掃作業を通して障がい者の自立を支援することを目的として誕生した。企業から請け負った清掃作業を障がい者が行い、作業工賃を受け取る仕組みだ。
現在、主に知的障がい者36人と職員13人で運営されている。責任者の小谷誠之さんは「仲が良く、和気あいあいとしています。仕事を通じて助け合いの気持ちや『お互いさま』の精神が生まれるからではないでしょうか」と言う。
清掃場所はマンションや学校、公共施設など約90棟に上る。通り掛かった人から送られる激励や感謝の言葉は何よりの励みだ。「障がい者だからこれくらいでいいよね、と言われるのが一番恥ずかしい」という。その成果が「いつもよくやっているね。できればうちの物件もやってもらいたいんだけど」というビルオーナーからの新たな依頼だ。
「現状、障がい者の経済的自立にはほど遠い。企業への就職も積極的に視野に入れつつ、個人個人の状況に即した援助をしていきたい。同時に企業や社会の障がい者の自立へ理解が深まり、追い風に変わることを望みます」と小谷さんは語る。
「一緒に清掃作業したい人、連絡ください」。連絡先は 電話044-788-6677。
(2014年4月5日 神奈川新聞掲載 市民記者・島田悦子)

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