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からふる!~折り紙で育む地域愛

つないだ色輪っかを持つ代表の写真
「からふる!」は、「色の力で地域を元気に」と活動する市民団体だ。
スタートは2012年。「KS(川崎・専修)ソーシャル・ビジネス・アカデミー」の同期生2人が立ち上げた。
代表の田中龍平さん(38)は、「10年ぶりに川崎に戻りあらためて歩くと、麻生区原産の禅寺丸柿など『いいな』と思うものにたくさん出合った。色の仕事に携わった経験から、地域資源を色で表現して楽しめたらと考えた」と話す。
そこで「南武線の黄色」「川崎大師のだるまの緋色(ひいろ)」と、市の自然や歴史、産業などの地域資源を象徴する20色を選定した。折り紙デザイナーがメンバーに加わり、各色の資源をモチーフに、折り方を監修、開発し「かわさき折り紙」プロジェクトが始動。現在、市内のイベントやコミュニティカフェなどで「黄色の折り紙で南武線の電車を折る」といった折り紙講座を開いている。
7月6日には、市のイメージアップ事業の認定を受けたイベント「天まで届け!かわさき色輪っかつなぎ」を二ケ領せせらぎ館で開く。折り紙を短冊にしイベントに向け市内各所でつないだ色輪っかを集め、当日、1本につなぐ。中心メンバーとして運営する村瀬成人さんは、「色から話が弾み、人がつながる。当日は6万個の色輪っかで川崎を一本につなぎます」と意気込んでいる。
問い合わせは kawasakiorigami@gmail.com
(2014年6月28日 神奈川新聞掲載 市民記者・清水まゆみ)

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