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グリーンバード川崎駅チーム~ごみ拾いで広がる輪
グリーンバードとは、「ポイ捨てはカッコ悪い」をコンセプトに誕生した原宿・表参道発信のプロジェクトだ。川崎駅チームは2014年3月、代表である田村寛之さんが設立した。月2回、第2・第4土曜日に川崎駅周辺を中心に活動している。主な活動は「街のそうじ」。ごみ拾いと分別をメーンだ。
フェイスブックやツイッターなどで参加を募り、毎回、子どもから大人まで20人以上が集う。「ボランティア活動をやってみたかった」「ホームページを見て楽しそうだった」「夏休みの課題」など動機はさまざま。自分の予定に合わせて気軽に参加することができる。
植え込みや自動販売機の上など「見えにくい所」に特にごみが多い。「ここにもあったよ」と、初めて参加した人同士が楽しくコミュニケーションをとりながら活動できることも魅力の一つだ。
活動に参加した大学3年生の長野誠さんと渡辺裕貴さんは「街を汚すことは格好が悪い」「自分たちの生まれた街に恩返しをしたい」と話した。
田村さんは「ごみ拾いはまちづくりの一環。この活動を若い世代にも受け継いでいきたい」と意気込む。これからは市民祭りなどに参加し、地域の企業や商店街ともこれまで以上に積極的に関わっていく方針だ。
(2014年9月20日 神奈川新聞掲載 市民記者・昆野夏子)