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川崎新都心街づくり財団~世代や職種を超えて

稲垣専務理事と箕輪事務局長の写真
住民と行政が互いに協力して、魅力ある街をつくることを目的に、1986年3月、一般財団法人「川崎新都心街づくり財団」が設立された。財源は麻生区の土地区画整理事業を実施した組合から託された。ふるさとの豊かな自然を守り、文化的環境を整備したいという組合員の志も受け継いでいる。
「種をまくことが仕事」と言うのは稲垣陽一専務理事=写真左=。地域の歴史や環境を調査分析し、その成果や情報を街づくりに関わる人に提供している。そのほか、落書きを消すボランティア活動、街の景観を維持する景観形成協議会、麻生区をPRする観光協会、オリーブまつりなどを支援している。
新百合ヶ丘駅周辺のイルミネーション事業にも協力している。この街に魅力を注入する縁の下の力持ち。柔軟な発想とアイデア、そして「この街が好き」という思いにあふれた種が、地域に根付き、花を咲かせ、実を結ぶ日を信じて、文化と環境と街づくり活動を続けている。
地域の住民からは、「遠方からも集客できる、より魅力のある施設やイベント」を求める声も寄せられている。箕輪進事務局長=同右=は「住民が楽しく交流し、芸術文化を身近に感じる街にしていきたい。世代や職種を超えた地域コミュニティーの発展、活動の継続と、さらなる情報発信が今後の課題」と語る。
(2014年11月15日 神奈川新聞掲載 市民記者・佐々木直子)

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