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絵本の会「あいあい」~絵本の世界 一緒に体験

お話し会の様子
川崎区の宮前小学校わくわくプラザでは、「あいあい」が月1回お話会を開く(市内5校で活動中)。放課後も元気いっぱいの子どもたちが集まってくると、オオカミの手人形を使ってあいさつ。「オオカミくんだ!」と子どもたちから一斉に歓声が上がる。
一人一人の目を見ながら素話(すばなし)を始めると、皆の顔が自然と話し手に向いてくる。次の話し手が紙芝居を朗々と語り、最後の話し手は科学本からテンポよくクイズを出す。「楽しかったという子どもの気持ちを何よりも大切にしたい」と、ルールやスキルにこだわらず工夫を凝らす。
話し手が「チリーン」と鈴音をまねれば、実際にポケットから鈴を取り出しチリリンと響かせる。ページをめくり大根の写真が出てくれば、葉っぱ付きの大根を「重いね」と丸々1本持たせてみる。絵本の中に登場する物を実際にお話会に登場させることで、子どもたちの顔がきらきらと輝く。
大人から子どもへ一方的に「読み聞かせ」るのではなく、一緒に絵本の世界を体験したい―。あいあいの思いが子どもたちの心をつかんでいる
(2011年1月15日 神奈川新聞掲載 市民記者・有吉見緒子)

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