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ジュニアオーケストラ宮前~弦の響きに 集う楽しさ

子供も大人も一緒にバイオリンの演奏練習をしている様子
「みんなで音を合わせるから楽しい」と9歳の子どもがいう「ジュニアオーケストラ宮前」。バイオリンやチェロの演奏を楽しむ人たちが集う。5歳からバイオリンを始めた演奏家の手嶋佳津子さんが「みんなで楽しもう。音楽を通して豊かな気持ちを育てよう」と宮前区けやき平で2004年に始めた。
 4歳の初心者からこの道45年の人まで、団員の幅は広い。乳児を連れたママやラグビー選手も練習に通い続けている。
オーケストラの熟達者で編成する弦楽四重奏団は、小学校の音楽の授業に協力している。迫力の演奏は「心が揺さぶられた」と児童に感動を与える。団員の本橋さんは「痛いほど真剣な視線に私たちの方が感激します」と、児童との交流の様子を語る。
オーケストラは、団員である子どもたちが家庭や学校の外で、年齢の違う人たちと触れ合う場にもなっている。先輩を目標にして、弾ける曲が増えると、うれしくて、練習がもっと楽しい。手嶋さんは「みんなが楽しめる活動を続けたい。楽しさは、毎日の継続を支えて、夢の実現につながると思います」と、語ってくれた。
(2011年3月5日 神奈川新聞掲載 市民記者・小島博記)

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