文字サイズ 背景色

ホーム最新ニュース一覧 > 市民発 >川崎・富川高校生フォーラム『ハナ』~国を超え 友と語る

川崎・富川高校生フォーラム『ハナ』~国を超え 友と語る

冬のフォーラムに向けた話し合いの様子
川崎の高校生と姉妹都市である韓国・富川(プチョン)市の高校生による合同フォーラム「ハナ」が、8月18日から5日間、富川市で行われた。11年目となった活動。寒暖の差を考え、夏は韓国を訪れ、冬は日本に迎える。
両市をつなぐ主役は、日本、在日コリアン、韓国の高校生たちだ。出会いを楽しみ、互いの歴史と文化と習慣を学び、体験し合うことが目的。4泊の旅はホームステイ、合宿、交流会と、自分たちで決めたスケジュールが満載だ。夜のディスカッションでは、一緒に歩き、見て、感じたことを本音で語り合う。片言の日本語、韓国語、英語が飛び交う議論は明け方まで続くという。
9月、川崎の高校生による「夏ハナ」の反省会では感激した思い出話に花が咲き、「冬ハナ」に向けた話し合いも始まった。開催前に、見学したい場所ややりたいことの希望を事前に聞いておく。「日本の学校を見てみたい」「どんな制服があるの?」と、同世代が日常の生活に興味があることが分かる。このフォーラムがきっかけで、国際法を学びたいと、大学は法学部を選んだ卒業生もいる。
「ハナ」とは、「一つになろう」という思いを韓国語のハナ(一つ)という意味から取った。OBやOGの力に支えられ、12月23日からの「冬ハナ」の募集は既に始まっている。
連絡先はハナ事務局hana.kawasaki@gmail.com
(2011年10月29日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

(C) 2022 公益財団法人かわさき市民活動センター 
市民活動推進事業