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たかつ災害ボラネット~障がい者の被災防ぐ

布を担架にして人を運び出す防災訓練の様子
東日本大震災に際し、被災地の障がい児者やその施設は大きな困難に直面した。その直後には県立高津養護学校の職員の有志が支援に向かった。そして「川崎市内のボランティア志願者を現地の障がい者施設の要望に合わせてどんな支援活動につなげるか」の対応にあたった。
被災2ヵ月後には陸前高田市(岩手県)や東松島市(宮城県)の被災地で泥かき作業を行いつつ、障害者関連施設の被害状況を調査。その上で、夏には職員と川崎市民など述べ180人が交代で30日間、被災を免れた障害者施設で寝泊りし、ボランティア活動をした。障がい児とは、リトミックや読み聞かせで、身体障害の方とはマッサージやリズム遊びで交流し、障がい者スポーツ大会や療育キャンプ支援も行った。
リーダーを務めた高津養護学校の今泉修一先生は「障がい児者は被災率が高く、被災後も生活が大変です」と語った。
学校では地元住民とともに防災訓練を行っている。市内の高校生には障がい児と楽しむボランティア講座も設け、過去4人の高校生が先生の道を選んだ。
11月4日(日)と12月15日(土)には、被災地障がい者支援のためのドキュメンタリー映画の自主上映会を、高津市民館で企画している。
問い合わせは、今泉先生 電話090(4662)7139。
(2012年10月20日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

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